派手な演出や設備はいらない。ただ、皆に楽しんでもらえる和やかな式にしたいからここに決定
「派手な式にはしたくない」ふたりの気持ちを実現できるのがここだった。ノーカラオケ・ノースピーチを基本とした会場は、明治13年に誕生した酒造蔵元。昔ながらの日本家屋で、「入っただけで和やかになる感じ」。スタッフの説明も丁寧で、「楽しめる式を一緒に創っていこうという気持ちが伝わってきた」と新郎。
誓いの言葉ではなく、お互いへの気持ちを綴った手紙を朗読。改めて結婚を実感、嬉しかった
お世話になっているゲストに相手を知ってもらい、これからも共に歩む意志を伝えるため、人前式にした。温もりある蔵での挙式では、お互いに向けての手紙を対面で読んだ。「普段は言えないことだけど、いい機会なので良かった。改めて結婚を実感しました」と新郎は嬉しそう。ゲストにもその決意や喜びが伝わったようだ。
アウトドアなふたりを知ってもらうために考えたビュッフェ。焼き鶏や串焼き、鯛焼きが大人気!
ふたりが好きなアウトドアの雰囲気を、和の空間に盛り込んだ。山の名前を付けたテーブルや山の写真を載せたランチョンマットなどを作成。ケーキは山をイメージ、料理もアウトドア料理として串焼きや焼き鶏をビュッフェ形式に。その中には新婦が懇意にしているおばちゃん特製の鯛焼きも!ビュッフェは大賑わいだった。
両家の交流を深めた対抗ゲーム。罰ゲームは、新郎が苦手なキュウリを食べること
ゲストへの負担を軽減するため、緊張するスピーチやカラオケは無し。しかし交流を深め楽しんでもらうために、新郎側と新婦側に分かれてゲームを実施。腕相撲や黒ひげゲームなど、罰ゲームをかけた勝負とあって皆、真剣に盛り上がった。ちなみに罰ゲームは、新郎が苦手なキュウリを食べること。結果は新郎側の敗北だった。
スタッフの仕事ぶりを見て感激。同時に、「自分の仕事を考える上でも参考になった」
ふたりのスタッフへの印象は、「お客様に合った結婚式をサポートしたいという言葉と、この会場で出来ることと出来ないことを明確に話してくれたことに好感を持ちました」。一つひとつの質問にも丁寧に応え、「妥協なき仕事を感じた」とも。また新郎からは、「仕事の上でも勉強させてもらいました」。
たくさんの派手な演出よりも、ゲスト皆が楽しく、和やかになるひと時を目指すなら…
この会場は、派手な演出を推奨していない。だから落ち着いた独特の雰囲気の中で、ゲストとの時間を大切に考えているカップルは、ぜひチェックを。「これをしないとダメだと、義務感を持ちながら準備するのは負担になる。だからそんな時は、ゲストの笑顔を思い浮かべながら楽しく準備して」とアドバイス。